【特集1】KYTの実践力を鍛える ボード使ってスピーディーに 管理者は「問いかけ」手法学ぶ/東研サーモテック ゼロ災運動より

2019.04.09 【安全スタッフ 特集】
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 ㈱東研サーモテック本社工場は、2015年からスタートしたゼロ災運動のなかで、危険予知訓練(KYT)に力を入れている。ボードKYTの手法でトレーニングを重ね、現状把握から目標設定までを短時間で迅速に行い、具体的な解決法を〝考える〟ことのできる実践力を鍛えている。管理者向けのKY研修では、適切な指示や問いかけのコツも教育。KYの精度向上や意識変革を果たし、度数率の低下にもつながった。

「凡事徹底を貫く」

 ㈱東研サーモテック(本社:大阪市東住吉区)は、自動車や建設機械などに使われる金属部品の熱処理加工を専門に行う企業。大阪府、兵庫県、三重県に9工場、2事業所を持ち、事業場合計で約850人の従業員が働いている。

 同社は2015年、外部の専門家による安全指導を受けたことをきっかけに、当時の社長(現会長)が全社でゼロ災運動に取り組むことを宣言。運動の皮切りに、全従業員を対象にゼロ災研修を受講した。…

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平成31年4月15日第2328号 掲載
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