死亡災害で送検 機械止めず作業 千葉労基署
2019.04.19
【労働新聞 ニュース】
千葉労働基準監督署(篠崎和代署長)は食品加工用の撹拌機に労働者が巻き込まれ死亡した労働災害で、㈱ピュアディッシュ(千葉県千葉市)と同社の業務課長を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで千葉地検に書類送検した。
同社はJAの6次産業化ファンドとして設立され、農畜産物の調理加工食品の製造・販売を営んでいる。労働災害は平成29年5月29日、同社の工場で起きた。48歳の女性パートがポテトサラダの撹拌機の清掃作業をしていたところ、上半身を巻き込まれた。女性は救急搬送されたが、2日後に低酸素脳症で死亡した。同社は機械を止めずに清掃させていた。
業務課長は「新規の受注が増え、忙しかった」と話しているという。
【平成31年3月27日送検】
平成31年4月22日第3206号4面 掲載