適切な原因究明を 建設業の労災根絶 亀戸労基署
2016.09.12
【労働新聞 ニュース】
東京・亀戸労働基準監督署(久末吉一署長)は、95カ所の建設現場から職長などを集め、死亡災害根絶大会を開催した=写真。
冒頭、久末署長が、溶接中に爆発事故を起こした現場の事例を紹介しながら、労働災害発生原因が適切に分析されていないと指摘。「これまで積み重ねてきた安全文化が揺らぎつつある」と警鐘を鳴らした。
続いて、2つの職長会が取組み事例を発表。豊洲新市場の現場の職長会は、熱中症対策のため、体を冷ましたり水分補給を行える移動式の休憩所としてワゴン車を活用している事例を、動画を交えて紹介した。
平成28年9月12日第3080号3面 掲載