勤務間の休息時間 導入企業を支援へ 厚労省補正予算
2016.10.02
【安全スタッフ ニュース】
厚生労働省は、平成28年度第2次補正予算案で、長時間労働の是正に向けた勤務間インターバルを導入する企業への支援に3400万円を計上した。企業における勤務間インターバル制度の導入事例集の作成や、各種広報などの支援を行う予定だ。
勤務間インターバル制度とは、勤務終了後から翌日の勤務開始までの「休息時間」(間隔=インターバル)の確保を義務付けるもの。EU加盟国では、1993年のEU指令により、労働者の健康を守ることを目的に、企業に対して「24時間につき最低連続11時間以上の休息時間」を義務付けている。例えば、午前9時~午後5時が勤務時間の労働者が、午後11時30分まで残業した場合、「11時間以上」の間隔=インターバルを空けるため、少なくとも翌日午前10時30分になるまでは勤務させてはならない。
平成28年10月1日第2267号 掲載