家政士検定スタート 調理・掃除技術を評価 日本看護家政紹介事業協会
2016.10.13
【労働新聞 ニュース】
家政婦(夫)や看護師をあっせんする民間職業紹介所などを会員とする公益社団法人日本看護家政紹介事業協会(戸苅利和会長、正会員567人)は、新たに「家政士検定」試験を開始する。同検定は、平成28年3月に厚生労働大臣の社内検定の認定を受けたもので、11月に第1回の試験を実施し、合格者に「家政士」の資格を付与する。
実技試験では、アイロンがけや調理、掃除などのスキルを評価する。学科試験でも同分野の知識が問われるほか、入浴の介助など身体介護サービスや、子育てに関する知識も確認する。
資格創設の背景には、介護を必要とする高齢者の増加や女性の社会進出などにより、家政サービスの需要が増大していることがある。これに対応できる人材の確保・育成とサービス向上をめざす。
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平成28年10月10日第3083号2面 掲載