労組の立場で化学産業政策 UAゼンセン
2016.10.28
【労働新聞 ニュース】
UAゼンセン(松浦昭彦会長)は、「化学産業政策」を策定した。産業の健全な発展や地位の向上をめざすもので、そこに働く仲間の雇用と労働条件の向上につなげるのが目的としている。
「国際競争力の向上」と「国内拠点の維持・強化」がカギとし、そのために必要な「イコールフッティングの確保」を前提条件に位置付けている。
海外勢と対等に闘い得る条件確保を意味する「イコールフッティングの確保」は、自由貿易協定の推進や為替相場の安定など「交易条件の改善・向上」、ナフサ減税や設備投資促進税制および研究開発税制の拡充など「税制の改善」、「燃料調達の多様化や分散型電力施設の推進・奨励など「エネルギー政策への要望」、荷主・物流業者への支援を含む「物流の改善」で構成している。
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平成28年10月24日第3085号6面 掲載