2割が納期ひっ迫 時間外・休日労働協定の「特別の事情」を調査 厚労省
2016.11.02
【労働新聞 ニュース】
「納期のひっ迫」が21%と最多に。厚生労働省は、平成28年3月1~2日に、全国の労働基準監督署に届け出られた1カ月当たり45時間を超える時間外労働が可能な時間外・休日労働協定(36協定)を対象に、「特別の事情」の記載内容を調査した。
「納期のひっ迫」に次いで多いのが、「一般顧客の集中による繁忙」の12%、「予算・決算・経理業務」の9%となっている。1カ月の特別延長時間の長さは、80時間超とする割合が17%、100時間超も8%あった。
1年の特別延長時間をみると、600時間超が58%、1000時間超が1%に。平均の特別延長時間は「建設業」713時間、「通信業」711時間。
平成28年10月31日第3086号1面 掲載