残業手示し トラブル防止 全ト協セミナー
2012.02.27
【労働新聞 ニュース】
㈳全日本トラック協会(星野良三会長)は、「賃金交渉期における賃金・労働セミナー」を開催した=写真。会員企業に実施した賃金調査結果を紹介したほか、運送業界の労働問題に関する講演を行った。
講演では、退職者による未払い賃金に関する裁判や労働審判の申立てがめだってきたと指摘。就業規則に基本給と時間外手当の区別を明記していなかったために未払い残業代を請求されたケースを引合いに出し、「出勤簿、就業規則などをきっちり整備する必要がある。とくに、基本給、時間外手当、深夜残業手当などを明確にしておくべき」と訴えた。
平成24年2月27日第2862号2面 掲載