【特集2】入口・出口を一方通行化 時間差利用とフラット化も 東芝の転倒防止対策・中災防セミナー

2019.10.29 【安全スタッフ 特集】
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 中央労働災害防止協会は、「高年齢労働者の安全と健康確保のためのセミナー」を開催した。高齢者向けのチェックリスト「エイジアクション100」に基づく講義とグループ討議を交えた初めての試みで、㈱東芝などの担当者が自社の取組み事例を発表している。食堂の出口の段差で60代の従業員が転倒したケースでは、「入口・出口の一方通行化」と「時間差利用」を導入し、段差のフラット化で再発防止を行ったという。

食堂出口の段差で転倒

 今回のセミナーは、中災防が作成した高年齢労働者の安全と健康確保のための100の取組みを盛り込んだチェックリスト「エイジアクション100」の実践編に当たるもの。企業の安全衛生担当者などを対象に、事例を中心とした講義とともにグループ討議を行うことで、職場における課題の洗い出し方や、その際のポイントなどを具体的に学んでいく。…

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2019年11月1日第2341号 掲載
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