印刷業従事で原因不明がん 厚労省・調査開始
2012.07.09
【労働新聞 ニュース】
厚生労働省では、最近になって、印刷業に従事していた労働者に原因不明の胆管がん発症が表面化しているとして、労災請求した事業場に立入調査したほか、本省において専門的見地から調査を開始した。
今年3月以降、大阪で6人、宮城で2人の労災請求があり、いずれも原因不明で、印刷業界に対しては予防的観点から対策の適切な実施を要請している。
使用していた化学物質の取扱い状況、換気の状況などを調査する一方、他事業場の労働者や退職者などの把握にも努め、原因究明につなげる。
平成24年7月9日第2880号1面 掲載