転倒災害減少へ 小売業に講習会 東京労働局
2012.08.06
【労働新聞 ニュース】
東京労働局(山田亮局長)は7月17日、小売業を対象に労働災害防止対策講習会を開いた。
同労働局管内では卸・小売業の災害が大幅に増加。今年の死傷災害(休業4日以上)は前年同期比47%増の440件(5月末現在)に上る。
講習会の趣旨を説明した山田局長(写真)は、「小売業の災害は軽微なものが多いと思われがちだが、死に至るケースも増えている。安全確保に目を向けて対策を講じてもらいたい」と呼びかけた。講習会では、小売業でめだつ転倒災害を防ぐため、通路などの明るさの配慮や4S活動(整理・整頓・清潔・清掃)の徹底などを要請した。
平成24年8月6日第2883号2面 掲載