最賃引上目安4~5円示す 労使合意ならず
2012.08.13
【労働新聞 ニュース】
中央最低賃金審議会は平成24年度地域別最低賃金改定の目安を厚生労働大臣に答申した。小委員会では、数次にわたり会議を開いたものの、労使意見の隔たりが大きく目安を定めるに至らなかった。このため、公益委員見解を地方最低賃金審議会に示すとしている。
公益委員が提示した引上げ目安は、Aランクが5円で、それ以外のBランク、Cランク、Dランクはともに4円である。
ただし、生活保護水準と最賃額にかい離が生じている、北海道、青森、宮城、埼玉、千葉、東京、神奈川、京都、大阪、兵庫、広島の11都道府県については、同かい離額と解消予定年数を考慮して決定する。
同かい離額は、青森の5円から北海道の30円まで開きがある。
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平成24年8月13日第2884号1面 掲載