小売業の労災防止へパンフ 三重労働局
2012.09.24
【労働新聞 ニュース】
三重労働局(藤井礼一局長)は、小売業における労働災害増加に歯止めをかけるため、独自にパンフレットを作成して周知啓発に当たっている。あいさつや4S(整理、整頓、清掃、清潔)、重量物の運び方などを意識付ける内容で、店舗に掲示しやすいようA4サイズ2枚組となっている。
災害発生状況についても「転倒」「墜落・転落」が小売業の労災全体の45.2%を占めると説明。「床の水たまりの除去」や「滑りにくい履物の使用」などを災害防止のポイントに挙げた。
重量物の取扱い方法では、「できるだけ身体を対象物に近付け、重心を低くするような姿勢で持ち上げる」などとアドバイスしている。
パンフは同労働局ホームページからダウンロードができる。
平成24年9月24日第2890号3面 掲載