介護求人倍率3倍超が続く 福島労働局
2019.11.14
【労働新聞 ニュース】
福島労働局(岩瀬信也局長)は11月11日の「介護の日」に合わせ、介護・看護関係の求人・求職動向をまとめた。それによると、同県内の介護職員は平成26年度から3年間で約3000人増加しているが、今年8月の有効求人倍率は3.28倍と、需要の伸びが供給を大きく上回っていることが浮き彫りになっている。
介護の有効求人倍率は21年度から上昇を続け、23年度に1倍、25年度に2倍を超えた。今年度に入ってからは3倍を超える水準で推移している。
看護の求人倍率は24年度に2倍を超え、今年度は2倍前後となっている。26年度の2.69倍をピークに微減の傾向にあるが、依然として人手不足が続いている。
医療・福祉分野の厳しい採用環境に対応するため、同労働局は人材確保対策コーナーを福島・いわき・郡山のハローワークに設置し、マッチングの強化を図っている。
令和元年11月18日第3233号5面 掲載