障害者への「合理的配慮」をわかりやすく説明 文京学院大が冊子
2016.11.17
【労働新聞 ニュース】
文京学院大学(東京都、工藤秀機学長)は、今年4月の障害者雇用促進法の改正を受け、職場での「合理的配慮」の実践方法を示した冊子「WiTH 共に、豊かに生きていく」(写真)を作成した。
同冊子は、「一億総活躍国民会議」の民間有識者メンバーである松爲信雄文京学院大人間学部客員教授が監修。厚生労働省の「合理的配慮指針事例集(第1版)」における「採用後の事例」を基に、知的障害や発達障害など、障害ごとの特性や企業に求められる合理的配慮のポイントについて、イラストを用いて分かりやすく表現した。各障害に共通する配慮内容と、その障害特有の配慮内容がひと目で理解できる仕組みになっている。
同大では、社員一人ひとりの意識改善を促すツールとして、企業での活用を見込んでいる。
平成28年11月14日第3088号2面 掲載