冬季ボーナス4年ぶり減へ シンクタンク・予想
2019.12.09
【労働新聞 ニュース】
今冬の民間企業の1人当たりボーナス支給額が4年ぶりに減少する見込みであることが、3つのシンクタンクが発表したレポートにより分かった。三菱UFJR&Cは前年比0.4%減、第一生命経済研究所は1.5%減、みずほ総合研究所は2.1%減と予想している。支給予想額は38万1904円~38万8242円となった。
最も厳しい予想をしたみずほ総研は、19年度上期の経常利益悪化の見通しを減少の要因として挙げた。三菱UFJは企業業績にやや陰りがあるが、雇用情勢は依然として良好であると指摘。減少要因はボーナス支給労働者数の増加とパートタイム労働者比率の上昇にあるとしている。
令和元年12月9日第3236号5面 掲載