ドライバーの睡眠 顔や声でチェック 全日本トラック協会が手引き
2019.12.12
【安全スタッフ ニュース】
(公社)全日本トラック協会は、「トラックドライバー睡眠マニュアル」を作成した。トラックドライバーに必要な睡眠に関する情報を実践編と知識編に分けて示すとともに、運行管理者向けに点呼の睡眠チェック時の留意点についても明記している。例えば、顔や声のチェックでは、眉毛がハの字型だったり、目が赤くなっていたりすると睡眠不足を疑っても良いとアドバイス。声がかすれていたり、喉が痛いと訴えた場合は、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」が疑われるとした。
また、早朝・日中運転ドライバーと夜間運転ドライバー向けに、それぞれ睡眠の聞き方チャートを記載している。
2018年6月1日に旅客自動車運送事業運輸規則などが改正され、ドライバーの乗務禁止の事由に「睡眠不足」が追加されたことなどが作成の背景にある。
2019年12月15日第2344号 掲載