【特集1】潜むリスクを漏れなく管理 登録システムで進捗状況可視化 危険源把握し災害未然防止へ/IHIエアロスペース
2019.12.26
【安全スタッフ 特集】
㈱IHIエアロスペース(本社:江東区、従業員数約1000人)は、10年以上にわたってリスクアセスメントで災害の芽の摘み取り、事業所内の安全確保に精力的に取り組んでいる。主要工場である富岡事業所ではリスク登録システムを構築し、データベースによる対策の進捗状況の可視化、承認手続きでリスクを漏れなく100%の管理を進めている。一度きりの試験作業も、事前審査で安全を確保。教育との相乗効果によって、事業所内の安全意識は向上している。
1件の休業災害がきっかけに
ロケット開発の総合メーカーとして、国内の宇宙開発に貢献する㈱IHIエアロスペース。現在は、小型衛星の打ち上げに使われるイプシロンロケットやH-ⅡAロケットのブースター、航空機エンジン部品などの開発、製造を行っている。
製造拠点である群馬県の富岡事業所で、リスクアセスメントの取組みが本格的に始まったのは10年以上前の2008年にさかのぼる。…
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2020年1月1日第2345号 掲載