三重・津労働基準監督署（鍋島猪一郎署長）は、工事現場のワイヤーにつまずき労働者１人が重傷を負った労働災害で、建設業者と同社の現場代理人を労働安全衛生法第23条（事業者の講ずべき措置等）違反の疑いで津地検に書類送検した。転倒防止措置の不実施での送検は珍しい。

　労働災害は平成31年３月22日、同社が工事全般を請け負う三重県津市内のテーマパークの建設現場で起きた。70歳の男性労働者が現場から退場しようとしたところ、入場ゲートの逸走を防止するために張っていたワイヤーにつまずき、前のめりに倒れた。…

【令和元年12月10日送検】