【特集1】「開口部」は作らない 作業床からの墜落防止対策を徹底/飛島建設首都圏土木支店 吾嬬ポンプ作業所
2020.01.28
【安全スタッフ 特集】
飛島建設首都圏土木支店の施工する吾嬬ポンプ所施設再構築その4工事では、躯体の構築にあたって安全な作業場所づくりを徹底し、墜落災害防止を図っている。足場板の間には開口部や段差が生まれないように措置を講じ、墜落、物の落下、つまずき災害を未然に防ぐ。
ケーソン工法で躯体を地中に沈設
東京・墨田区にある吾嬬ポンプ所は、昭和16年から地域の汚水、雨水の排出を担ってきた住民の生活に欠かせない施設。飛島建設首都圏土木支店が施工する吾嬬ポンプ所施設再構築その4工事では、近年の雨量増加にも十分に対応できる新ポンプ所を建設する。
稼働が停止した旧ポンプ棟の解体工事は終わり、現在は新ポンプ棟(地下部)の完成を目指してニューマチックケーソン工法による躯体構築が進んでいる。
まず、地上で鉄筋コンクリート製の部屋(函)を構築。一定の重量になった段階で、地下作業室内から地面を掘り、躯体の重さによって地中へ沈設していく。
この工程を繰り返す間は、…
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2020年2月1日第2347号 掲載