風邪症状社員に休暇取得勧奨を 新型肺炎・基本方針
2020.03.09
【労働新聞 ニュース】
厚生労働省は、「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」を作成した。企業に対して、風邪症状などを有する職員への休暇取得勧奨やテレワーク、時差出勤を「強力に呼びかける」よう求めている。
イベントなどの開催に対しては、一律の自粛要請をするものではないが、感染拡大防止の観点から開催の必要性を含めて検討すべきとした。
感染の現状は、水際対策から小規模患者クラスター(集団)の発生防止に移っている。今後の健康被害を最小限に抑えるうえで「極めて重要な時期」と指摘した。国、医療機関、事業者などが一丸となって対策を進めていく必要がある。
令和2年3月9日第3248号1面 掲載