安全帯を原則ハーネス型へ 来年度の安衛則改正にらむ 厚労省・墜落防止用保護具で検討会
2016.12.10
【安全スタッフ ニュース】
厚生労働省は「墜落防止用の個人保護具に関する規制のあり方に関する検討会」を設置し、このほど第1回会合を開いた。国際的な動向や災害事例などを踏まえて、安全帯の身体保持具の限定化を目指すもので、一本つり安全帯については原則フルハーネス型とする方向性を確認した。事実上、胴ベルト型の禁止へと舵を切るものだ。胴ベルト型に関しては、墜落時の衝撃による内臓損傷などの危険性が指摘されており、国内では過去10年間で6件の死亡災害が発生している。米国や英国では、すでに一本つり安全帯の身体保持具はフルハーネス型のみとなっている。業界関係者に対するヒアリングなどを経て、来年4月には報告書案を提出する予定で、その後の労働安全衛生規則や告示の改正をにらむ。…
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平成28年12月15日第2272号 掲載