じん肺健診せず製造業者送検 横浜西労基署
2020.04.23
【労働新聞 ニュース】
神奈川・横浜西労働基準監督署(大屋季之署長)は、じん肺健康診断をしなかったとして、製造業者と同社代表取締役および安全管理責任者の同社工場長の計1法人2人をじん肺法第8条(定期健康診断)違反の疑いで横浜地検に書類送検した。
代表取締役らは、常時アーク溶接作業を行う労働者に対し、3年に1度受診させる義務のあるじん肺健康診断を受診させず、さらに、粉じんから呼吸を保護する防じんマスクを少なくとも4人に使用させなかった疑い。違反は定期監督で発覚した。同労基署は「事前に是正指導をしていた」と話している。
【令和2年3月19日送検】
令和2年5月4日第3255号3面 掲載