残業が一定の時間数で管理者に通知へ 山梨労働局が企業訪問
2017.01.01
【安全スタッフ ニュース】
山梨労働局(能坂正徳局長)は、長時間労働対策に積極的に取り組んでいる地元の電子部品メーカー㈱エノモト(上野原市、武内延公社長)を訪問し、時間外労働が一定の時間数になると管理者に通知する仕組みなどの説明を受けた。過労死などの防止に向け、県内企業に好事例を広くアピールする狙いがある。
同社では、社員の時間外労働が月30時間に達したとき、管理者にアラームを通知して該当者の労働時間管理を促している。また、終業5分前に「夕焼け小焼け」のメロディーを流すなどしている。
能坂局長は、「よりよい職場環境を目指す取組みは心強い。県民のみなさんに優良な地元企業があることを広めたい」と述べた。武内社長は、36協定の限度時間を60時間にすることが今後の目標としている。