【特集1】動画連動企画 列車速度を肌で体感 触車・感電・墜落の危険性考える リアルな疑似災害体験が感性磨く/JR西日本
2020.04.28
【安全スタッフ 特集】
西日本旅客鉄道㈱(JR西日本)では、社員教育の一環として安全体感教育に取り組んでいる。鉄道業務特有の災害である「触車」「感電」「墜落」をテーマとした教育は、その危険性を改めて考えることを通じて、どうすれば安全に作業ができるかを学び、行動に移すことのできる感性を養う。触車災害を疑似体験し、列車の速度を実際に肌で感じるなど、さまざまな角度から安全確保の重要性を学ぶ工夫が考えられていた。同社研修センター協力のもと、安全体感教育初受講となるレポーターが教育の一部を体験した。
【取材動画はこちら】安全衛生現場レポート危険体感にいってきました!「列車速度の模擬体験〈西日本旅客鉄道〉」
安全最優先の風土を目指して
2005年に発生した福知山線の事故以降、二度と事故を発生させないという強い決意で、組織改革や従業員に対する安全教育を重ねてきた同社。2018年から2022年度までを期間とするJR西日本グループ鉄道安全考動計画2022(以下、考動計画2022という)を策定し、組織としての安全管理(安全マネジメント)の強化と、安全を支える人づくりを重要なテーマに据えている。
計画の名前にもある「考動」とは、自らが考えて行動することを意味する。一人ひとりがリスクを具体的に考え、…
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2020年5月1日第2353号 掲載