【特集2】危険な場所をひと目で把握 車輪型した労働災害防止マップ 「気付き」への感性高める/東武鉄道南栗橋乗務管区
2020.04.28
【安全スタッフ 特集】
東武鉄道㈱南栗橋乗務管区では「労働災害防止マップ」を作成し、乗務員に注意喚起を図っている。目を引くために大きな車輪のイラストが3つ描かれており、「車両」「乗務中」「構内」に分類。例えば、駅のホームで発生したヒヤリハットの写真を「構内」と書かれた車輪に貼り付ける。ひと目で危険な場所が分かるようにし、危険に気付く感度を高める。抽出したヒヤリハットはさまざまな安全対策に活用。「どのように起きたか」などを詳しく記して小冊子にまとめたほか、事務所玄関口に毎月内容を変えて注意すべき事項を「ワンポイントステッカー」として掲示している。KYTも、労働災害防止マップから取り上げた事象を動画化するなど幅広い展開を図る。
潜在していた危険が明らかに
南栗橋乗務管区は、東武スカイツリーラインや伊勢崎線の一部、日光線、鬼怒川線、宇都宮線と広域な線区を担当している。SL列車「大樹」も管轄しており、東武鉄道では最大規模の乗務管区だ。
乗務管区という職場は、…
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2020年5月1日第2353号 掲載