【特集2】ドラレコ活用KYが大好評 実際の走行映像もとに 講師のモデル演技で 中災防
2020.07.27
【安全スタッフ 特集】
中央労働災害防止協会のドライブレコーダーを活用した交通危険予知活動のセミナーが大好評だ。実際に街中を走る車からの映像を見てもらい、どのようなリスクがあるかを考えさせるもの。参加者は3人一組で話し合い、現状把握、本質追究、対策樹立、目標設定からなるワンポイント交通KYT4ラウンド法に基づく交通KYTを行う。講師のモデル演技により進め方が明快に示されるため、すぐにコツをつかむことができるのが特長だ。
住宅街のT字路の危険は?
中災防では近年、「ドライブレコーダーを活用した日々の交通危険予知活動セミナー」に力を入れている。
全産業に占める死亡災害のうち、交通労働災害が2割以上を占めており、労災防止における重要な課題となっていることが背景にある。多くの交通労災が、各運転場面での「認知」の遅れに加え、その状況に応じた最適判断と実践行動ができないことにより発生している。「運転行動の中での危険予知不足」が原因との見方から、セミナーでは、従来のイラストシートだけでなくドライブレコーダーの映像を活用した新しい手法「ワンポイント交通KYT」を中心に各種手法を学んでもらう。
例えば、「状況:あなたは住宅街のT字路に進入しようとしています」というお題(写真)で、…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
2020年8月1日第2359号 掲載