【賃金事例】アイティメディア/価値発揮能力3要素で格付け 成果加味し年2回昇降給
2020.07.23
【労働新聞 賃金事例】
2年の運用経て接続型へ
アイティメディア㈱(東京都千代田区、大槻利樹代表取締役社長)では、全社員を価値発揮要望レベルに基づく8段階の等級に格付けする人事制度を運用している。「見立て」「巻込み」「仕立て」の3要素からなる「3I評価」を用いて発揮能力を見極め、昇降格や昇降給に反映させる。賃金については、賞与を含めた年収レンジを設けた。賞与は、目標管理の成果などに基づき金額を決める。2018年の導入時には、いったん重複型を採用し、複数回の評価を経て等級・賃金の適正化が進んだ今年7月、接続型へ移行した。
上位4等級は複線型制度
同社は、「ITmedia」や「ねとらぼ」をはじめとした、多くのインターネットメディアを運営している。
現在運用している人事制度は、2018年に導入したもので、激変緩和措置を経て今年7月に移行を完了した。変化の激しい時代に持続的成長を実現すべく、価値創出に貢献した人材をより高く評価する仕組みで、①見立て・構想(インサイト)、②巻込み・調整(インテグレーション)、③仕立て・実行(イノベーション)の3要素から個人の価値発揮能力(3I)を判断し、8段階の等級に格付けている。かつての年功的な人事管理から脱却した。…
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令和2年8月3日第3267号8,9面 掲載