災害時に県の施設貸し出す 埼玉県
2020.09.04
【労働新聞 ニュース】
埼玉県は中小企業団体との間で、災害時に同県が保有する施設や機械を中小企業へ貸し出す協定を全国で初めて締結した(写真)。協定には同県の商工会議所連合会、商工会連合会、中小企業団体中央会ら3団体が参加している。
昨年、台風19号による浸水被害で事業継続が困難になった例が複数みられたことから、同中央会が提案したもの。同県の産業技術総合センター、高等技術専門学校の実習施設や機器を一時的に無償で貸し出す。
今後、台風や新型コロナウイルス感染症などによる被害があった場合に、中小企業のサプライチェーンを守ることを目的としている。
令和2年9月7日第3271号4面 掲載