【特集1】5G 作業員を見守るICT技術 センサーが現場で危険察知 異常把握し迅速に対処―日鉄ソリューションズ/安全帯未使用時に警告―NEC、錢高組 /センサーが酸欠の兆候を感知―ソフトバンク、大成建設
2020.09.10
【安全スタッフ 特集】
ICT(情報通信技術)の進化によって、これまで人の目によって行われてきた危険の監視を、遠隔、無人で行うことが可能になってきた。今号の特集Ⅰでは、転倒や墜落、急な動作などの労働災害につながる不安全な行動や状態の迅速な検知、センサーと重機の遠隔操作によるトンネル工事の安全確保を進める事例を紹介。導入が始まった5G技術で、さらに効果的な運用が期待される。
5G(第5世代移動通信システム):スマートフォンなどの端末や機械間で現在よりも大容量のデータ通信を可能にする無線通信システム。2020年から各通信キャリアが実用を開始している。大容量・高速なデータ通信によって、高精細な映像のやりとりが可能になる。 |
異常把握し迅速に対処一人作業時の状態を把握 日鉄ソリューションズ
日鉄ソリューションズ㈱が開発した異常発見システム「安全見守りくん®」。一人作業時に作業者が危険にさらされた状況をいち早く把握し迅速な救助につなげるだけでなく、危ない行動を記録しておくことで、災害予防のための教育に活用することもできる。
センサーで熱中症リスク予見
昭和四日市石油㈱や日本製鉄㈱などで導入されている「安全見守りくん®」。管理監督者の目が届かない場所で作業をする労働者の安全と健康を守るのに一役買っている。…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
2020年9月15日第2362号 掲載