“長時間夜勤” 2交替の55% 日本医労連
2017.01.24
【労働新聞 ニュース】
日本医労連(中野千香子中央執行委員長)の2016年度版「夜勤実態調査」の結果によると、2交替病棟の55.1%、看護職員数の53.4%が、「16時間以上」の長時間夜勤に従事していることが分かった。規制が依然講じられないことが大きな理由とみており、健康への影響が危惧される深刻な事態だと訴えている。
勤務と勤務の間隔が最も短いのは「8時間未満」48.0%で、「12時間未満」16.4%、「16時間未満」30.2%と続いている。8時間未満とする極めて短い勤務間隔が約半数あった一方、「16時間未満」とした回答も前年調査結果(24.9%)より5.3ポイント増加。「勤務が長時間になる2交替夜勤が依然減らない影響ではないか」とみている。
昨年6月の勤務実績に基づき、442施設、3356職場、看護職員11万3614人、看護要員12万9016人分の回答を集計した。
平成29年1月23日第3097号2面 掲載