通年採用・約4割で導入 同友会調べ

2017.01.25 【労働新聞 ニュース】
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 新卒・既卒ワンプールの通年採用を実施している企業が約4割に達していることが、経済同友会の調査結果で分かった。

 同採用方法の利点について、留学生を中心に多様な人材を採用しやすくなったことを挙げた。一方、既卒者の採用において、卒業後の過ごし方や経験、目的意識などをより厳しく判断する傾向が強まっている。

 通年採用導入の障害として、人事・教育制度刷新の必要があり、人的・金銭的負担も大きいことから移行が困難とする見方が少なくない。

 新卒一括採用のみを実施している約6割の企業のほとんどで何らかの課題を抱えている。短期集中採用による企業・学生の相互理解の不足、雇用のミスマッチ、景気動向による影響が大きいなどが指摘されている。

 調査対象は、同友会会員企業1872社で、有効回答は197社。実施時期は昨年9~10月。

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平成29年1月23日第3097号1面 掲載
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