胃や乳がんなど検診実施少なく 厚労省委託事業調べ
2020.11.02
【労働新聞 ニュース】
胃がん、乳がん、子宮頸がん検診を実施していない企業が少なくないことが、厚生労働省の委託事業である「がん対策推進企業アクション」において実施した「コロナ禍における企業のがん対策実態調査」で明らかになっている。
2020年度における各がん検診の実施状況について尋ねると、検診内用によって「もともと実施していない」とする企業割合に大きな差がみられた。胃がんや子宮頸がん、乳がんでは順に41.3%、24.1%、22.1%と高率だった一方で、大腸がん(9.5%)や肺がん(9.3%)では割合が低い。
調査は、同アクションのパートナー企業・団体3371社を対象に今夏、インターネット上で実施したもの。合計453件の有効回答を得た。
令和2年11月2日第3279号2面 掲載