20~30万円の水準に 受動喫煙防止で助成 厚労省・1㎡当たり

2017.01.31 【安全スタッフ ニュース】
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 厚生労働省は、「受動喫煙防止対策助成金の今後のあり方に関する検討会」の報告書を取りまとめた。喫煙室の1㎡当たりの助成金額の上限の目安を、20万~30万円程度の水準で設定することを提案した。「合理的な理由」が認められた場合に金額の上乗せを行うのが妥当とした。

 1㎡当たりの助成金額の水準の分布(5万円刻み)をみると、喫煙室では20万円未満が69.2%、25万円未満が77.5%、30万円未満が82.8%、屋外喫煙所では順に73.3%、79.0%、86.71%だった。

このような実態を踏まえ、助成金の審査における上限の目安は、これまでの助成事案の7~8割程度がカバーできる水準に設定が妥当とした。喫煙室では20万~30万円程度、屋外喫煙室では20万~25万円程度の範囲となる。審査の過程で「合理的な理由」が認められた場合に、金額の上乗せを行うことが妥当と考えられるとしている。

 「合理的な理由」としては、設置地域の条例などにより、排気の浄化設備が必要な場合などを示した。

平成29年2月1日第2275号 掲載
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