海外勤務見据え特定技能で登用 トリドールHD
2020.12.22
【労働新聞 ニュース】
飲食チェーン大手の㈱トリドールホールディングス(東京都渋谷区、栗田貴也代表取締役社長兼CEO)は、グループ企業の㈱丸亀製麺で働いている留学生のアルバイトを対象に、在留資格「特定技能」の取得を支援したうえ、同社の社員として登用する取組みを始めた。グループでは国外に約600店舗を展開しており、将来的に現地での勤務も見据える。
登用後は、社内資格である麺職人や天ぷら職人の取得を期待する一方、外国人バイトを教育するトレーナーなどの職種に就いてもらう。在留資格の更新に合わせて原則1年単位の有期雇用とするが、長期雇用を前提とし、在留期間満了となる5年経過後には海外店舗での勤務も想定する。
12月1日付ですでに1人を登用した。今後は毎年10人ずつ、2025年度末までに計50人の採用をめざす。
令和2年12月28日第3286号5面 掲載