【特集2】労災多発期捉えパトロール 建設工事で労働局長が対策呼び掛ける 大規模現場の感染症予防策も視察
2021.01.13
【安全スタッフ 特集】
年末年始の労働災害多発時期を捉え、都道府県労働局が管内の建設現場をパトロールした。高所からの墜転落防止措置など安全対策を巡視するとともに、冬に入り拡大が懸念されている新型コロナ感染症への対策を確認。繁忙期の災害増加を食い止めるため、大勢の作業者が働く現場で災害防止を呼び掛けた。
感染症予防策を確認
東京労働局(土田浩史局長)は11月27日、年末年始の災害防止強調期間に先駆けて建設現場の安全パトロールを行った。巡視先となった八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事(施工:㈱竹中工務店東京本店)は、1日1200人以上が働く大規模現場であり、新型コロナウイルス感染対策としてサイネージとスマートフォンを使ったデジタル朝礼の導入や休憩所で密回避に取り組む様子を確認した。安全面では、鉄骨建方作業の作業工程に合わせてせり上がる養生フレームで資材の飛散防止を図るとともにフレームに足場を設けて高所作業の安全を確保していた。
土田局長は、「年末年始の繁忙期は作業の輻輳が予想される。健康管理、感染症拡大防止にも留意しながら取組みが他の建設現場の模範になるよう、引き続きゼロ災を目指してご尽力いただきたい」と現場で活躍する職長を激励した。…
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2021年1月15日第2370号 掲載