労働新聞 今週の視点

2025.04.23 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】高額療養費 8月見直し実施は延期 秋までの議論注視を NEW

保険料負担減たち消えに  8月に予定されていた高額療養費制度の見直しは、石破茂首相が3月7日に実施見合わせを表明し一旦の幕引きとなった。同制度を前提に福利厚生を設計している企業は多い。治療と仕事の両立を図る労働者も胸を撫で下ろしただろう。一方、見合わせにより、見込まれていた保険料の負担減はたち消えた。秋までに予定される今後の議論に注視が必……[続きを読む]

2025.04.16 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】育児介護休業支援 応援手当の新設相次ぐ 「1カ月以上」前提に

導入希望8割との調査も  新施策のスタートが集中する4月1日を迎え、育児・介護休業者の業務を代替・サポートする人材に対し、“応援手当”を設ける動きが相次いでいる。昨年から両立支援等助成金のメニューの1つにもなっており、職場で生じる負担に配慮すべきとの認識は高まっている。制度を望む従業員が約8割に上るとの調査もあり、今後の動向が見逃せない。……[続きを読む]

2025.04.09 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】女性特有の健康課題に配慮を 支援図り離職防止へ

職場環境整備で助成金も  少子高齢化が進み女性の労働力人口が増えるなか、特有の健康課題への配慮が求められている。月経困難症や更年期障害などによる体調不調の際、仕事の能率のほか、昇進や離職に対する影響も指摘される。厚生労働省では、働く女性に対して支援の動きをみせており、職場の環境整備に取り組む中小企業へ助成金制度の新設などを行う。…[続きを読む]

2025.04.02 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】職種別育成責任者 所属長に配置を提案 面談で要望聞き取る

能力評価にもかかわる  職種別に配置した「育成責任者」が、社員と定期的に面談を行ってキャリア上の要望を聞き取り、当人の上司に配置転換や割り当てるプロジェクトを提案する――。神奈川県内の技術系企業が設けるそんなポストが、各人のキャリア満足度を高めつつ、事業成長に必要な能力も伸ばす施策として注目される。専門的知見を活かし、能力評価などにも携わ……[続きを読む]

2025.03.19 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】転職活動中 逸失利益認める判決が 再就職余儀なくされ

雇保法の要件再度確認を  労働者が詐欺行為への加担強要により退職せざるを得なくなったと訴えた裁判で、東京高等裁判所は転職活動期間中の逸失利益の請求を認めた(関連記事=逸失利益 転職活動期間の請求認める “少なくとも”5カ月 東京高裁)。本判決がどこまでの射程を持つのかは定かでないが、同様の訴訟は増えると思われる。雇用保険法は離職を余儀なく……[続きを読む]

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