『労働委員会』の労働関連ニュース

2024.11.05 【労働新聞 ニュース】
「業績で支給」と認定 賞与半額は差別といえず 兵庫県労委

 兵庫県労働委員会(米田耕士会長)は、社会福祉法人が一時金を他の職員の半分の1カ月分としたことは、組合員に対する差別的取扱いだとして合同労組が不当労働行為救済を申し立てた事案で、不利益取扱いに当たらないと判断し、申立てを棄却した。同法人には支給基準の根拠規程がなく、「個人への評価を排して全職員に一律の一時金を支給しなければならないと考える……[続きを読む]

2024.06.06 【労働新聞 ニュース】
出張少ない運行業務割当て キャリアアップ上の不利益に 不当労働行為を認定 都労委

「賃金減少」には当たらず  東京都労働委員会(金井康雄会長)は、遠方への出張が少ない運行業務を組合員に担当させていることが不利益取扱いに当たるとして、中継車などの運行事業を営む会社の不当労働行為を認定した。「宿泊を伴う出張はやりがいを感じる業務であり、業務経験やキャリアアップの面で不利益に当たらないとまではいえない」としている。会社に対し……[続きを読む]

2024.05.16 【労働新聞 ニュース】
関与和解による終結倍増 コロナ禍収束が影響 都労委・令和5年不当労働行為審査

 東京都労働委員会(金井康雄会長)は、令和5年における不当労働行為審査事件の取扱い状況をまとめた。終結件数は114件と、前年から39件増加している。和解に向けて委員が労使双方にかかわる「関与和解」による終結件数は前年から倍増し、65件に上った。一方で、新規申立ては減少傾向にあり、5年は前年比4件減少の79件に留まっている。都労委事務局は、……[続きを読む]

2024.05.16 【労働新聞 ニュース】
過半数代表の選出要項 誠実協議せず1週間で改正 不当労働行為と認定 大阪府労委

36協定締結へ信任可能に  大阪府労働委員会(小林正啓会長)は、学校法人近畿大学(大阪府東大阪市)が、労働組合と誠実な協議を行わないまま、労働者の過半数代表者選出要項を改正したことが支配介入に当たるとして、不当労働行為と認定した。法人は36協定締結に向けて過半数代表者の選出を急ぐあまり、令和3年3月11日の団体交渉の場で、信任投票を可能に……[続きを読む]

2024.02.01 【労働新聞 ニュース】
不当労働行為 販売受託者を労働者と認定 会社に団交応諾命令 大阪府労委

売上げの9割が「委託」  大阪府労働委員会は、化粧品販売業の㈱ポーラ(東京都品川区)が委託販売契約の内容などに関する団体交渉を拒否した事案について、販売受託者は労働組合法上の労働者に当たると認め、団交応諾を命じた。販売業務に従事する者の99.9%(約4万人)が委託先・再委託先であり、かつ商品の売上げ面でも約9割が両者によるものであることか……[続きを読む]

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