『就業規則』の労働関連ニュース

2025.03.07 【労働新聞 ニュース】
競業避止違反認めず 売上げ減少から推認は困難 東京高裁

 主に神奈川県内の公立中学校を対象とした学力テスト事業を営む出版会社が、退職した3人の労働者に競業避止義務違反による損害賠償などを求めた裁判で、東京高等裁判所(梅本圭一郎裁判長)は同社の請求をすべて棄却した一審判決を維持した。売上げ減少をもって労働者らが同社の顧客である公立中学に営業活動した事実は推認できないとしている。  同社の就業規則……[続きを読む]

2025.02.13 【労働新聞 ニュース】
正社員登用 合理的期待の存在否定 基準を採用前に認識

期間3年で雇止めは有効 東京地裁  全国紙の100%子会社の出版社で働く労働者が雇止めを不服とした裁判で、東京地方裁判所(中野哲美裁判官)は労働者の請求をすべて棄却した。同社は正社員を採用する際、1年間の契約社員とし、更新を重ねつつ随時正社員登用する運用を採っていた。労働者は自己都合退職などを除くと、9割は正社員になっていると主張したが、……[続きを読む]

2025.02.06 【労働新聞 ニュース】
就業規則 別条件で合意成立を認めず 会社の説明一切なく 東京高裁

どちらが有利か判断不能  千葉県内の運送会社で働く労働者が残業代の支払いを求めた裁判で、東京高等裁判所(佐々木宗啓裁判長)は、完全歩合制の合意成立を認め、請求をすべて棄却した一審判決を取り消し、同社に230万円の支払いを命じた。同社は就業規則で「賃金は基本給、諸手当、割増賃金」で構成するとし、完全歩合制の規定を設けていなかった。同高裁は就……[続きを読む]

2025.02.03 【労働新聞 ニュース】
代休の見直し促す 割増賃金で相談めだつ 高崎労基署

 群馬・高崎労働基準監督署(渡辺功署長)は、管内事業場へ代休と休日の振替の適正な運用を呼び掛けるため、リーフレットを作成した。割増賃金の考え方については、カレンダーを用いて視覚的に分かりやすく解説している。同労基署の担当者は、「労働者から割増賃金の支払いに関する相談を受ける際に、代休と休日の振替を誤って運用している事業場がみられる。今一度……[続きを読む]

2025.01.23 【労働新聞 ニュース】
教育訓練休暇 就業規則に定め必要 新給付金の受給で 厚労省・改正雇保法関連省令案

解雇予定者は申出できず  厚生労働省は、改正雇用保険法により10月に創設される教育訓練休暇給付金を巡り、省令に盛り込む内容の案を労働政策審議会の部会に示した。同給付金は、被保険者期間5年以上の労働者が無給の教育訓練休暇を取得した場合に支給するもの。対象となる休暇は、就業規則などで設けた制度に基づく休暇で、労働者が自発的に取得を申し出て、事……[続きを読む]

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