『支配介入』の労働関連ニュース

2023.08.10 【労働新聞 ニュース】
転勤拒否による解雇無効 定期的な通院へ支障 東京高裁

命令の合理性見出だせず  中小企業向けの特定保険業を営む一般財団法人あんしん財団(東京都新宿区、山岡徹朗理事長)で働く労働者2人が解雇を不服とした裁判で、東京高等裁判所(三角比呂裁判長)は転勤拒否を理由とする解雇を無効などとした一審判決を維持した。労働者はメンタルヘルス不調で定期的な通院が必要な状態にあり、転居を伴う転勤は通常甘受すべき程……[続きを読む]

2023.03.02 【労働新聞 ニュース】
雇用継続不検討 労組への不法行為に 弱体化が狙いと判断 東京地裁

賠償請求は時効で退ける  産業別単一労働組合の職員で組織する労働組合が、組合代表者の65歳以降の継続雇用拒否は違法と訴えた裁判で、東京地方裁判所(髙瀬保守裁判官)は、雇用継続の検討をしなかった使用者である産別労組の対応は不法行為に当たると判断した。職員の確保・拡充が組織の課題となっている点を踏まえると、65歳以降も引き続き勤務を希望してい……[続きを読む]

2020.07.13 【労働新聞 ニュース】
全国計の4割弱に 不当労働行為申立て数 都労委

 東京都労働委員会は、令和元年における不当労働行為事件の取扱い状況を明らかにした。新規申立て件数は前年比2件減の95件で、全国都道府県労委の新規係属件数245件に占める割合は38.8%に上った。全国件数が同50件以上減少したため、都労委の占める割合は6.2ポイント上昇し、確認できる平成11年以降で最高を記録している。…[続きを読む]

2020.03.19 【労働新聞 ニュース】
電気メーター取替工事 個人請負作業者は「労働者」 発注会社に団交命令 都労委

労組への支配介入も認定   東京都労働委員会(金井康雄会長)は、家庭用電気メーターの工事などを行う埼玉県内の会社との業務請負契約に基づきメーター取替工事に従事する個人請負作業者らが、工事の割当てに関する団体交渉を同社から拒否された紛争で、同社の不当労働行為を認定した。請負作業者は同社の取り扱う工事の多くを担い、研修制度や、業務日・地域の割……[続きを読む]

2018.05.17 【労働新聞 ニュース】
支配介入の訴え大幅増加 団交拒否と重複申立 都労委・平成29年不当労働行為審査

合同労組事案でめだつ  東京都労働委員会は、平成29年における不当労働行為審査事件の取扱い状況を取りまとめた。新規申立て事件では、組合員の脱退勧奨や組合運営に干渉する「支配介入」に関する申立てが前年比1.5倍の64件と大幅に増加し、新規申立てに占める割合が6割に上っている。合同労組が支配介入の救済を求めるケースが多いほか、「団交拒否」や組……[続きを読む]

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