『放射線』の労働関連ニュース

2024.05.14 【安全スタッフ ニュース】
原発事故後作業 3人を労災認定 厚労省検討会

 厚生労働省の「電離放射線障害の業務上外に関する検討会」は、東京電力福島第一原子力発電所における事故後の作業従事者で、がんを発症した3人について労災認定したことを公表した。総被ばく線量は、最も低い者で約7.3ミリシーベルトだった。  今回の労災認定は、2011年3月の福島第一原発における事故後の作業従事者の3人から、がん(白血病2人、肺が……[続きを読む]

2023.01.30 【安全スタッフ ニュース】
線量100mSv以上 腎臓がんの労災で 厚労省検討会

 厚生労働省の検討会は、腎臓がんと放射線被ばくに関する医学的知見の報告書を公表した。放射線業務従事者に発症した腎臓がんの労災補償に当たり、被ばく線量100mSv以上からがんとの関連がうかがわれ、線量の増加とともに関連が強まることや、発症までの潜伏期間が5年以上であることなどを明記している。[続きを読む]

2021.02.18 【労働新聞 ニュース】
管理者自ら「替え玉」使う 被ばく測定怠り送検 富岡労基署

放射性含むタンク解体  福島・富岡労働基準監督署(髙田豊和署長)は、東京電力福島第一原子力発電所内での解体業務に当たり、内部被ばくによる線量の測定を怠ったとして建設業者と同社工事部長を福島地検いわき支部に書類送検した。工事部長は令和元年8月1日、5日、20日の3日間、自らタンクの解体作業に従事したが、線量測定を別の労働者に受けさせ、いわゆ……[続きを読む]

2019.10.31 【安全スタッフ ニュース】
眼の水晶体被ばく 新たな限度を示す 厚労省報告書

 厚生労働省はこのほど、「眼の水晶体の被ばく限度の見直し等に関する検討会」の報告書を発表した。眼の水晶体の等価線量限度を5年間の平均で、年20ミリシーベルトとし、年50ミリシーベルトを超えないこととすることが適当とした。同等価線量が継続的に年20ミリシーベルトを超えるおそれがある者に対しては、健康診断の項目の白内障に関する眼の検査の省略は……[続きを読む]

2019.03.26 【労働新聞 ニュース】
放射線 基準値超える被曝で送検 保護具付けず30年間 土浦労基署

技術者が手指切断に  茨城・土浦労働基準監督署(工藤好央署長)は放射線技師に基準値を超える被ばくをさせたとして、医療法人社団筑三会(茨城県つくば市)と同法人の理事長を労働安全衛生法第22条(放射線による健康障害防止措置)など違反の疑いで水戸地検土浦支部に書類送検した。技師は平成28年に皮膚がんを発症し、右手の人差し指を切断する手術を受けた……[続きを読む]

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