『退職勧奨』の労働関連ニュース

2024.11.21 【労働新聞 ニュース】
退職勧奨 合意退職の成立認める 選択不合理と言えず 東京高裁

「自由な意思論」を主張も  主として投資事業を営む東京都内の会社で働いていた労働者が、退職勧奨後の合意退職扱いを不服とした裁判で、東京高等裁判所(松井英隆裁判長)は退職合意の成立を認めた一審判決を維持した。退職願の提出により、確定的な意思表示があったと評価している。労働者は山梨県民信用組合事件(最判平28・2・19)を引用し、収入が高い同……[続きを読む]

2023.01.19 【労働新聞 ニュース】
労災認定 外部研修で退職強要 労基署決定を覆す 大阪労働局・労災保険審査官

うつ病の発症時期見直し  労働基準監督署の休業補償給付不支給処分を取り消す逆転裁決――大阪労働局の労働者災害補償保険審査官が、学校法人追手門学院の職員2人がうつ病を発症したのは、外部コンサル会社による研修などを用いた退職強要が原因であるとして、労災認定を肯定していたことが分かった。同研修の受講者18人中3人がうつ病を発症しており、1人は労……[続きを読む]

2022.05.25 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】退職届の錯誤無効認める 会社側が筋道を用意

自由意思へ介入は慎んで  大手警備会社で働いていた労働者が労働契約上の地位確認などを求めた訴訟で、東京地方裁判所は退職の意思表示を錯誤により無効とした(本紙4月18日号2面参照)。本事案では警察への連行を匂わせながら、あらかじめ用意した退職届に署名させるなど、会社側がストーリーを立てていたようにもみえる。いくら辞めてもらいたかったとはいえ……[続きを読む]

2022.04.14 【労働新聞 ニュース】
意思表示の錯誤無効認める 退職届は会社が指示 東京地裁

留まれば警察連行と誤信  警備業大手のテイケイ㈱で働いていた労働者が退職強要を受けたと訴えた裁判で、東京地方裁判所(戸室壮太郎裁判官)は退職の意思表示の錯誤無効を認め、労働契約上の地位確認とバックペイ支払いを命じた。判決によると、同社は令和元年5月9日の終業後に労働者をホテルに連れて行き、遅刻を申告せずその分の賃金を受け取っていたのは詐欺……[続きを読む]

2022.01.25 【労働新聞 ニュース】
カスハラ相談体制を 事業者へ配慮事項示す 秋田県・差別解消指針

 秋田県は、新型コロナウイルス感染者への差別解消やSDGsゴール達成などを目的とした「多様性に満ちた社会づくり基本条例(仮称)」の制定に当たり、思い込みや理解不足による差別を防ぐための指針の素案を公表した。差別の具体的な事例を列挙し、どのような行為が差別に当たるのかを事業者などが判断するための目安を示している。  職域での差別の例としては……[続きを読む]

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