『過労自殺』の労働関連ニュース

2025.03.24 【労働新聞 ニュース】
静岡県に賠償責任 警官の自殺で統一判決 最高裁

 最高裁判所第二小法廷(三浦守裁判長)は静岡県警で警察官として働いていた労働者の自殺をめぐり、遺族が損害賠償を求めた2つの裁判で、同県の安全配慮義務違反を認める判決を下した。二審の広島高等裁判所は、妻子が起こした訴訟では請求を認容したものの、父母の訴訟では棄却していた。最高裁が同県の賠償責任を認める統一的な見解を示した形となる。  労働者……[続きを読む]

2024.01.15 【労働新聞 ニュース】
違法残業で病院送検 過労自殺の労災認定も 西宮労基署

 兵庫・西宮労働基準監督署(高石康子署長)は、医師1人を36協定で定めた限度時間を超えて働かせたとして、公益財団法人甲南会(兵庫県神戸市)と同法人の代表理事および労務管理担当者の計1法人2人を労働基準法第32条(労働時間)違反の疑いで神戸地検に書類送検した。同医師は同法人の運営する医療センターに勤務していたが、令和4年5月に自殺している。……[続きを読む]

2022.06.02 【安全スタッフ ニュース】
過労死防止策と連携の必要指摘 自殺で有識者報告

 厚生労働省は、新たな自殺総合対策大綱の策定に向けた案「自殺総合対策の推進に関する有識者会議報告書」を発表した。勤務問題の関連では、関係法律の施行などで長時間労働の削減や職場のメンタルヘルス対策などが進められている一方で、働き過ぎなどで尊い生命が失われたり、心身の健康が損なわれるなど、痛ましい事態が後を絶たないとして、過労死等防止対策と十……[続きを読む]

2019.08.01 【労働新聞 ニュース】
教員の過労自殺に6000万円超 正確な時間把握せず 福井地裁判決

校長に安全配慮義務違反  福井県三方上中郡若狭町の中学校に勤務していた教員の過労自殺について、業務負荷軽減措置を採らなかった校長に安全配慮義務違反があったとして、遺族の父親が若狭町と福井県を訴えた裁判で、福井地方裁判所(武宮英子裁判長)は父親の主張を認め、逸失利益など約6538万円の支払いを命じた。校長が在校時間の長さをうかがわせる情報を……[続きを読む]

2019.06.25 【安全スタッフ ニュース】
労働災害・自動車事故 昭和→平成で損賠額倍増 “高額判決”大半が過労死 労災問題研究所調べ

水準の差は約2倍  労働災害や自動車事故などの民事損害賠償の動きを専門に集計している労災問題研究所(稲垣昭雄所長)がまとめた「昭和と平成の判決金比較」結果によると、労働災害は約2.23倍、自動車事故は同2.03倍にそれぞれ金額が上昇したことが分かった。いわゆる「世間相場」に位置付けられる高額判決10件の平均は、労働災害が昭和6364万円、……[続きを読む]

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