『配置転換』の労働関連ニュース

2024.05.16 【労働新聞 ニュース】
職種限定契約 配転は労働者同意が必要 使用者の権限認めず 最高裁

解雇回避目的であっても  職種限定に関する合意があった場合における配置転換命令の違法性が争点となった裁判で、最高裁判所第二小法廷(草野耕一裁判長)は4月26日、違法と認定しなかった二審判決を破棄し、審理を大阪高等裁判所に差し戻した。職種限定契約下では、使用者に労働者の個別同意を得ず契約の範囲を超えた職種に配転を命じる権限がないと指摘。権限……[続きを読む]

2024.04.26 【Web限定ニュース】
職種限定契約下の配転 使用者に命令権限なし 最高裁

 最高裁判所第二小法廷(草野耕一裁判長)は4月26日、職種限定契約があるなかでの配置転換命令の違法性が争点となった裁判で、違法性を認めなかった二審判決を破棄し、審理を大阪高等裁判所に差し戻した。職種限定合意がある場合、労働者の同意なく配転を命じる権限は使用者にないと強調している。  二審判決は配転命令の権限が使用者にあることを前提としてお……[続きを読む]

2024.04.16 【Web限定ニュース】
事業場外みなしで判決 適用否定の二審破棄・差戻し 最高裁

 最高裁判所第三小法廷(今崎幸彦裁判長)は4月16日、事業場外みなし労働時間制における「労働時間を算定し難いとき」が争点となった裁判で、適用を否定した二審判決を破棄し、審理を福岡高等裁判所に差し戻した。適用を認めない根拠とした業務日報について検討が不十分としている。  裁判は、外国人技能実習の監理団体を運営する協同組合グローブ(広島県福山……[続きを読む]

2024.04.04 【労働新聞 ニュース】
事業場外みなしで弁論 使用者有利な判決か 最高裁

「算定し難い」の解釈巡り  最高裁判所は3月26日、事業場外みなし労働時間制の適用可否が争点の裁判の弁論を開いた。原審の福岡高等裁判所は業務日報によって労働時間を把握できたとして、「労働時間を算定し難いとき」に当たらないと判断し、使用者に残業代支払いを命じていた。最高裁における弁論は原審の判決を変更するために必要な手続き。使用者に有利な判……[続きを読む]

2024.03.12 【労働新聞 ニュース】
労働事件の弁論3月に2つ開廷 最高裁

 最高裁判所は2つの労働事件について、3月中に弁論を行うことを決定した。3月22日と26日に開廷する。  22日の事件は職種限定合意があるなかでの配置転換命令をめぐるもの。原審の大阪高等裁判所は、配転命令は権利濫用といえず、違法ではないと判断した。26日の事件は事業場外みなし労働時間制における、「労働時間を算定し難いとき」が争点。原審の福……[続きを読む]

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