『金銭救済制度』の労働関連ニュース

2024.06.12 【労働新聞 今週の視点】
【今週の視点】金銭救済に一定のニーズ 設計は難解を極める

早期制度化期待できず  厚生労働省は解雇無効判決後の復職状況に関する調査結果を公表した。無効判決後に復職しなかった労働者の割合は54.5%に上る。金銭救済制度に一定のニーズがあることを示したといえる。一方、具体的な制度設計は難解を極める。企業側が明示して欲しいのは額だが、この点が最も難しい。「妙案」でもない限り早期の制度化は期待できないだ……[続きを読む]

2024.05.23 【労働新聞 ニュース】
解雇金銭救済制度 議論再開の目途立たず 実態調査を設計中 厚労省

政府会議で進捗明かす  解雇無効時の金銭救済制度について、労働政策審議会における議論再開の目途が立っていないことが分かった。規制改革推進会議のワーキング・グループ(WG)で、厚生労働省が現在4つの実態調査が進行中との現状を明かした。議論はこれらの調査結果を踏まえて再開する予定だが、調査設計を検討している段階のものもあり、具体的なスケジュー……[続きを読む]

2022.12.15 【労働新聞 ニュース】
解雇無効時の金銭救済制度 導入是非で労使対立 使側 選択肢が広がる 労働政策審議会分科会

救われる者いない 労側  解雇無効時の金銭救済制度の導入の是非を巡り、労働政策審議会労働条件分科会で労使の主張が対立している。使用者側が「紛争解決に向けて労働者の選択肢を増やす制度」、「解決金額の予見可能性が高まる」として導入を訴えているのに対し、労働者側は、企業による訴訟外での示談強要が頻発する可能性を指摘しつつ、「労働審判など現行制度……[続きを読む]

2022.04.28 【労働新聞 ニュース】
解雇無効時の金銭救済制度 権利行使は労働者に限定 有識者検討会が報告 厚労省

労政審で導入是非議論へ  厚生労働省の有識者会議「解雇無効時の金銭救済制度に係る法技術的論点に関する検討会」(座長=山川隆一東京大学大学院教授)は、解雇が無効の際に企業からの金銭支払いによって雇用が終了する救済制度について、「権利行使は労働者に限定する」、「個別の法律で禁止されている解雇も対象とする」といった内容の報告書を取りまとめた。企……[続きを読む]

2021.09.02 【労働新聞 ニュース】
内閣官房研究会 解雇無効時金銭解決の創設を 工場労働管理脱却へ

研究開始すべき時期に  政府の内閣官房は、「企業組織の変革に関する研究会報告書」をまとめた。年功序列システムの廃止を検討すべき時が来ているとし、そのために雇用流動化を促進する解雇無効時の金銭救済制度を創設する必要性を訴えた。同制度の専門的検討を今年度中に終了させるよう求めている。日本社会は、終身雇用を前提に従業員の人生の安寧、安泰を保障す……[続きを読む]

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。