職場における熱中症予防対策の徹底について
基安労発0727第1号
平成22年7月27日
都道府県労働局労働基準部長 殿
厚生労働省労働基準局
安全衛生部労働衛生課長
(公印省略)
職場における熱中症予防対策の徹底について
職場における熱中症の予防については、平成21年6月19日付け基発第0619001号「職場における熱中症の予防について」(以下「通達」という。)により対策を推進しているところであるが、本年7月中旬以降の急激な気温上昇に伴い、下記のとおり、職場における熱中症による死亡災害が多発している。
このような状況を踏まえて、通達に基づく熱中症予防対策について、関係事業場への指導等に遺漏なきを期されたい。
なお、関係団体に対しては別添のとおり要請を行ったので、了知されたい。
記
1 今夏(平成22年)の職場における熱中症による死亡者数は、平成22年7月26日までで13名に達し、既に、昨年の職場における熱中症による死亡者数8名を大きく上回っている。
(1)業種別内訳
建設業 5名、製造業 2名、警備業 2名、農業 2名、その他事業 2名
(2)月旬別内訳
6月中旬1名、7月上旬2名、7月中旬2名、7月下旬(7月26日まで)8名
※ 数字は平成22年7月26日時点での速報値。
2 なお、平成22年の梅雨明けは、沖縄で6月19日ごろ、奄美で7月15日ごろ、九州北部・四国・中国・近畿・東海・関東甲信・北陸で7月17日ごろ、東北で7月18日ごろ、九州南部で7月20日ごろとなっており(気象庁速報)、梅雨明け以降に死亡災害が多発している状況にある。
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