「じん肺健康診断及びじん肺管理区分の決定におけるDR(FPD)写真及びCR写真の取扱い等について」の一部改正について
基安労発1021第1号
平成26年10月21日
都道府県労働局労働基準部長 殿
厚生労働省労働基準局
安全衛生部労働衛生課長
(契印省略)
「じん肺健康診断及びじん肺管理区分の決定におけるDR(FPD)写真及びCR写真の取扱い等について」の一部改正について
じん肺法(昭和35年法律第30号)に基づき、じん肺健康診断及びじん肺管理区分の決定(以下「じん肺健康診断等」という。)においては、エックス線写真を用いることとされている。
エックス線写真に関して、デジタル写真である「半導体平面検出器を搭載した一般撮影装置による写真」(以下「DR(FPD)写真」という。)及びComputed Radiographyによる写真(以下「CR写真」という。)については、平成22年6月24日付け基安労発0624第1号「じん肺健康診断及びじん肺管理区分の決定におけるDR(FPD)写真及びCR写真の取扱い等について」において、その留意事項等を示しているところである。
今般、企業より、新たにじん肺健康診断等において適正に使用することができる撮像表示条件及びじん肺等級付け機器を専門家により検討したとの報告があり、その内容を中央じん肺診査医会で検討したところ、妥当と認められたため、じん肺健康診断等に用いるエックス線写真がDR(FPD)写真である場合の留意事項等を下記のとおり改めることとしたので、その実施及び貴管下の関係医療機関への周知につき遺憾なきを期せられたい。
記
1 撮像表示条件等の追加について
じん肺健康診断等において、DR(FPD)写真を用いる場合の各種条件を示した「じん肺健康診断等のためのDR撮像表示条件」及び「DR撮像表示条件確認表」において、「島津製作所」にかかる撮像表示条件について、以下の画像処理条件を拡張及び追加する。
(1)周波数強調パラメータの適用範囲の拡張
「島津製作所③」で示す画像処理条件について、従来のものより周波数強調度パラメータの適用範囲を拡張しても、従来のもので撮影したDR(FPD)写真と比較して鮮鋭性は同程度であることが判明したことから、撮像表示条件について別添のとおり周波数強調パラメータの適用範囲を拡張する。
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