平成27年下半期の安全衛生対策の推進について
基安発0806第1号
平成27年8月6日
都道府県労働局長 殿
厚生労働省労働基準局
安全衛生部長
(契印省略)
平成27年下半期の安全衛生対策の推進について
全国における労働災害の発生状況については、昨年は上半期に被災者数が大幅に増加したことから、8月に労働災害のない職場づくりに向けた緊急対策を行った結果、下半期においては災害は減少したものの、通年では増加という結果となった。平成27年上半期は、平成26年下半期に引き続き災害は減少傾向にあるものの、第12次労働災害防止計画(以下「12次防」という。)の目標達成に向けて、更なる取組が必要である。
業務上疾病の被災状況を見ると、長期的には減少しているが、平成26年は前年と比較して業務上疾病による死傷者数が増加している。また、平成26年度の精神障害の労災支給決定件数が過去最多となるなど、職場におけるメンタルヘルス対策や過重労働対策も重要な課題となっている。さらに、化学物質による眼等の薬傷・やけどなど、保護眼鏡等の基本的な保護具の着用があれば予防できる重篤な災害も依然として発生している。
このような状況を踏まえ、平成27年下半期については、下記項目を重点に取組を実施することとし、労働災害防止団体、安全衛生関係団体、製造業ほか業種の各団体の長あて別添のとおり周知依頼をしているので、これら団体等と連携しつつ、各局の実情に即した効果的な活動の展開を図られたい。
記
第1 業種横断対策
全国労働衛生週間・準備期間、過労死等防止啓発月間(11月)などの機会を捉え、1から4の事項を柱として実施すること。また、上半期から重点として実施している5、6の事項についても引き続き取組を行うこと。…
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