経営・労務の強化に判例再検証 職場に役立つ最新労働判例 連載500回特別企画(下) 下級審編
2006.10.02
成果主義の合理性認容 男女別管理は違法判断が主流
前回に引き続き下級審判決のうち人事・労務管理関係の「人事制度」、「人材活用」、「懲戒解雇」の分野を検証する。この10年間で広がった成果主義賃金への変更の合理性に対する初の判断や、転勤命令発令には家族介護従業員への配慮が必要とする判例、整理解雇の4要件見直しの契機になったものなど多彩だ。(文責・編集部)
人事制度
◆アメリカンスクール事件(東京地決平13・8・31)
【事案の内容】職務等級制度のもとで、出入り業者から食品授受を理由に職位を引き下げられた労働者の降格およびこれに伴う減給措置の効力。
【決定の特徴】…
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平成18年10月2日第2603号14面 掲載