判決年月1997年9月の労働判例

1998.05.04 【判決日:1997.09.30】
神戸陸運事件(神戸地判平9・9・30) 腕章着用を理由の乗務拒否は不当労働行為か 正当な組合活動の範囲 ★
ジャンル:
  • 労働組合

昭和48年前と後で判例・学説に開き 筆者:弁護士 渡部 邦昭(経営法曹会議) 事案の概要  Y社のタンクローリー運転者Xらは、全日本運輸一般労働組合神戸支部神戸陸運分会を組織していた。分会は、平成3年の春闘における団体交渉で、組合旗の掲揚及び腕章(幅約15センチメートルの赤布地に白で「運輸一般」と染め抜いたもの)の着用を、Y社に対し通告、……[続きを読む]

1997.12.08 【判決日:1997.09.04】
函館信用金庫事件(札幌高判平9・9・4) 週休2日制実施に伴う就業規則変更の合理性 残業代削減に利用と判断 ★
ジャンル:
  • 労働時間・休日
  • 就業規則の不利益変更

必要性に乏しく権利を一方的に奪う 筆者:弁護士 渡部 邦昭(経営法曹会議) 事案の概要  Y(函館信用金庫)は昭和63年、完全週休2日制の採用に伴う就業規則の改訂案を労働組合(Y従業員労働組合)に提示し、平成元年2月1日から新就業規則を施行した。しかし、労働組合員であるAら7名は、新就業規則は労働組合との十分な協議もなく制定されたうえ、平……[続きを読む]

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